ABOUT US
株式会社ビオ・マ―ケットは、オーガニックのすべてにお応えします
株式会社ビオ・マ―ケットは、生命や環境と調和し、共鳴する有機農業の理念に基づいて、新たな生産と消費を創り出し、調和と多様性に富んだ社会の構築をめざします。人や自然環境への負荷を最小限に抑え、それを持続していく力を持つ有機農業は、次の世代へと命をつむぐ力にあふれています。自然の声に耳を澄まし、季節を感じ、無理をせず、無駄も少なくすること。そんな“できること”から始めるのがオーガニックライフです。私たちは、有機農業の生産・流通を通じて、すこやかな未来を創り出したいと考えています。
ビオ・マルシェの方針
- 生産者・お客様と相互理解を深め、有機農業が持続発展する生産・流通システムの構築と確立を目指します。
- 生産者と情報・技術を循環・評価しあう環境をつくり、信頼される商品・サービスを提供します。
- お客様に対する共感力を持ち、多様性に富んだオーガニックな暮らしづくりを提案します。
宣言
- 国内産有機農産物の取扱いシェア日本一を目指します。
- 「ビオ・マルシェ」ブランドの価値を高め、適正な価格で提供します。
- 従業員一人一人が調和と多様性を大切にし、お互いを尊重し合います。
OUR STORY
1983年、株式会社ビオ・マーケットは、有機野菜や有機食品が手軽に手に入り、そしてその広がりがこの国の食文化を育て、環境を守ることを夢見て発足しました。
設立のきっかけ
1980年頃、当時百貨店に勤めていた初代代表関信雄が、東京で無農薬野菜を販売するグループがあることを知り、関西でもそうした八百屋を作りたいとの思いからスタートしました。当初は、知識もノウハウもないため、大阪の市場やトラックで移動販売を行っている方達のもとで下積みを重ね、人脈を広げ、後に西宮に1軒の八百屋を開店しました。昼間は店を切り盛りし、夜は農家へ野菜を仕入れに行くという日々を重ねていくうちに、同志が集まり、生産・製造者と販売する八百屋をつなぐ、共同仕入れセンター「ビオ・マーケット」を1983年8月に設立しました。
有機農業の広がりを目指して
有機農業という言葉は、1971年に日本有機農業研究会が「機が有る農業」という意味を込めて名づけられました。当時は、有機農業が世の中にあまり浸透しておらず、生産技術も皆無に等しい状態でした。 それでも農薬を使わずに生産しているのであれば、見かけが悪くてもかまわないという理解のある消費者に支えてもらっていましたが、当然ながら非効率であり、生産者と消費者双方に無理が生じてきました。 そこで、「作る人、食べる人、届ける人」の役割を明確にすることで、互いに素人集団を抜け出して、その道のプロになることを目指しました。有機野菜は特別な人の為のものではなく、「安心でおいしい有機野菜を求める、すべての人に届けたい」それが、ビオ・マーケットの使命です。
生産者と
ビオ・マーケットの取り組みの一つに「作付け」という仕組みがあります。生産者にあらかじめ、収穫の始めから終わりまで農作物を全量引き取る約束をすることです。それにより、生産者は安心して畑づくりに励むことができ、当社もお客さまに安定的に農作物を供給することができます。
お客様と
有機農業に取り組む生産者の弛まない努力もあり、安定した品質の有機野菜が、安定した収量で出荷できるようになり、八百屋だけでは販売しきれない量となりました。畑で採れた作物を残さずに消費者に届けるために、宅配業務を始めました。さらには国内産の有機原料を使った加工品の企画や原料の供給、直営店の展開、量販店・スーパー・百貨店・学校給食などへの卸し業務も開始しました。お客さまは食べることで有機農業を支えてくれる大切な存在です。
有機JASとの関わり
有機農業には、統一した制度もありませんでした。お客さまからすると何を基準に選べばいいのかわからず、安心して有機農作物を選んでいただくためには「ものさし」が必要であると考え、有機農産物の定義を明確にし、規制をつけることで、表示に対するお客さまの信用をいただくことに努めました。
また、生産者の声をお客さまや流通・販売に届けることなどを目的としてPOFA(POLAN ORGANIC FARMING ASSOCIATION ポラン広場有機農業協会)の設立にも携わりました。そこでは生産者ばかりではなく、有機関連の製造者にも参加してもらい、自らの生産・製造基準を作成して、相互の認証を行いつつ、技術や情報を交換しあうという活動を続けてきました。そこでは、お客さまとの交流会や勉強会の開催も主催しました。その後に、有機JAS制度が施行されることになり、当社としても有機農産物を「確かな有機農産物」として流通させるために、生産者への普及に取り組みました。しかしながら、生産者からすると費用も時間もかかることですし、簡単に同意いただけることではありませんでした。しかし、有機農業の生産・流通を通じて、お客さまに表面だけではなく日々の生活に根ざした環境を提供したいとの思いから、有機農業に取り組む生産者のもとを、共感していただけるまで何度も訪ね、地道に取り組んできました。これらの活動が2002年の有機JAS制度のスタートにも円滑に認証取得が進みました。
有機農業のさらなる広がりを目指して
お客さまの有機農業体験やスタッフの研修などを目的としたリサーチファームを和歌山・紀の川市、大阪・能勢町、茨城・阿見町に立ち上げ、定期的に参加型のイベントを開催しています。
和歌山では、農業生産法人(株)ビオ・ランド紀の川と協力しながら、有機農業の持続可能な生産体制づくりの一環として、和歌山の生産者や新規就農者を結ぶ企画を行っています。
ビオ・マーケットの考えるオーガニック
豊かな環境を未来へ残していく「オーガニック」、生活を豊かにするための手段としての「オーガニック」、お客様と生産者が継続的に、共に支え広げていく「オーガニック」
豊かな環境を未来へ残していく「オーガニック」
有機農業は人間の体も含めた自然=地球環境を大切にする農業です。
農産物を育む、命の根源である土がもつ生産力を維持するため、時間をかけて健康な土づくりを行い、農薬や化学肥料に頼らない。
季節や移り変わりや、土地の風土に合わせて作物を育てる。
農業生産による環境への負荷をできる限り低減し、環境や多様性に富む生きものとの調和性を大切にしている。
ビオ・マ―ケットの考えるオーガニックは、有機農業を通じて持続的に農作物を作り続けることができる大地、そして、豊かな環境を未来の子供たちに残すことです。
生活を豊かにするための手段としての「オーガニック」
環境に配慮し生きものと共存した方法で生産されたオーガニックの商品を選ぶことで、人間も(自分も)自然の循環の中の一部だと気づきます。
例えば、旬の野菜から季節の移り変わりを感じ、自然の声に耳を澄ます。
料理をするときや食べるときには、畑の生き物や作り手の顔を思い浮かべることができる。
大量生産されたものを大量消費するのではなく作り手の思いやこだわりがつまった商品を丁寧に使う。
命や自然とのつながりを感じながら暮らすと、毎日の暮らしも心も豊かになります。
農産物の根源が土にあるように、暮らしの根源がオーガニックにある。
ビオ・マ―ケットは、オーガニックの商品を取り入れることは「生活を豊かにするための手段」だと考えています。
お客様と生産者が継続的に、共に支え広げていく「オーガニック」
そうしたオーガニックのある暮らしを実現するためには、生産者と消費者が支え合いオーガニックを発展させることが必要です。有機の畑を耕す人がいることで、いつでも食事や生活にオーガニックを取り入れることができます。
日々の生活に継続的にオーガニックを取り入れる人が増えることで、有機の畑(オーガニック)は広がります。
ビオ・マーケットの考えるオーガニックは、一時的な物の売り買いではなく継続的に提供することで、お客様と生産者が共に支え合い、広げていくしくみがあります。